フローリングコーティングのデメリット|失敗例と業者選びの注意点
この記事でわかること
- フローリングコーティングの主なデメリット5つ
- 剥がれ・早期劣化が起きる現場レベルの原因
- 後悔しやすい失敗パターン3つと回避策
- 信頼できる業者を見極める4つのチェックポイント
フローリングコーティングのデメリットとは?知っておくべき5つの注意点

フローリングコーティングのデメリットは5つに整理できる。費用・質感の変化・洗剤制約・耐久性の差・施工臭を事前に把握しておけば、施工後の「こんなはずじゃなかった」は大きく防げる。
フローリングコーティングのデメリットとは、施工費用・仕上がりの質感変化・使用できる洗剤の制約・コーティング種類による耐久性の差・施工時の臭いなど、施工前に把握すべき注意点の総称です。
費用は一般的なワックスより高くなる
フローリングコーティングはワックスと異なり、一度施工すれば数年から数十年単位で床を保護する。その分、初期費用はワックスより高くなる。コーティングの種類にもよるが、1㎡あたり2,000円から10,000円程度の幅があり、LDKと廊下を合わせた施工面積では数十万円になるケースも珍しくない。ただしワックスを年に何度も塗り直す手間と費用を考えると、長期的なコスパはむしろ逆転することが多い。
仕上がりの光沢感・質感が変わる
コーティングは床の表面に塗膜を形成するため、施工前後で見た目が変わる。種類によってマット・微光沢・高光沢と大きな幅があり、事前にサンプルで確認せずに決めると「想像と違った」という後悔につながりやすい。UVコーティングとシリコンコーティングは高光沢になる傾向があり、木の質感を生かしたい場合は微光沢タイプの選択が適切だ。
使用できる洗剤や清掃方法に制約がある
施工後は、研磨剤入り洗剤・アルカリ性の強い洗剤・ワックス製品はコーティング膜を傷める可能性があるため使用できない。粘着性のある滑り止めシートや耐震マットをコーティング面に直接置くと、塗膜を損傷させるリスクもある。施工前に業者から具体的な清掃方法の説明を受けておくことが重要だ。
コーティング種類によって耐久性に差がある
塗膜硬度・保証年数・光沢感を把握せず「価格だけ」で選ぶと、ライフスタイルに合わない選択になることがある。下表にフロアコートプロの各コーティング性能をまとめた。
| コーティング種類 | 塗膜硬度(JIS K 5600-5-4) | 施工品質保証年数 | 光沢感 | 1㎡あたり価格目安 |
|---|---|---|---|---|
| セラミックガラスフロアコーティング | 6H以上 | 30年 | 微光沢または光沢 | 5,000〜8,000円 |
| ワンニャンすべらんフロアコーティング | 6H以上 | 30年 | マット | 6,000〜10,000円 |
| ガラスフロアコーティング | 6H以上 | 20年 | 微光沢 | 3,000〜6,000円 |
| シリコンフロアコーティング | 4H | 20年 | 高光沢 | 2,500〜5,500円 |
| UVフロアコーティング | 4H | 20年 | 高光沢 | 6,000〜9,000円 |
| 水性ウレタンフロアコーティング | HB | 10年 | 光沢 | 2,000〜4,000円 |
※塗膜硬度はJIS K 5600-5-4に基づく第三者機関の評価試験結果です。価格は施工面積・床材の状態・地域差により変動します。実際の費用は無料見積もりでご確認ください。
施工臭が一時的に発生する場合がある
コーティング剤の種類によっては、施工から数日間、化学的な臭いが残ることがある。小さな子どもやアレルギー体質の方がいる家庭では、施工前にVOC13物質測定試験書・急性皮膚刺激性試験書の開示を業者に求めることを勧める。水性タイプは比較的臭いが少なく、換気を十分に行うことでリスクを軽減できる。
フローリングコーティングが剥がれる・劣化する本当の原因【現場目線】

剥がれの最大原因は下地処理の不備だ。現場での経験上、施工後すぐに剥がれが発生するケースの多くは、既存ワックスや油分が床面に残ったまま施工されたことに起因している。
原因① 下地処理の不備(既存ワックスの残留)
フローリングコーティングはワックスの上から重ね塗りできない。既存のワックスや油分が残ったまま施工すると、コーティング剤が床材に直接密着できず、剥がれやムラの原因になる。ワックス除去の工程を省いたり、除去が不十分なまま施工を進めたりすることが早期劣化の主因だ。業者を選ぶ際には、ワックス剥離を施工工程として明示しているかを確認することが重要な判断材料になる。
原因② 施工不良(ムラ・乾燥不足・異物混入)
塗布量の不均一・乾燥前の接触・施工中のホコリや異物の混入はすべて施工不良につながる。コーティング剤は完全に硬化するまで非常に繊細な状態にある。施工後48時間以内は、カーペット・マットなど施工面を覆う敷物の使用は避けなければならない。この工程を軽視すると、気泡・ムラが塗膜に閉じ込められ、見た目と耐久性の両面で問題が生じる。
原因③ 施工後の取り扱いミス(粘着物・重荷物の引き摺り)
施工後に見落とされがちなのが粘着系製品のリスクだ。滑り止めシート・耐震マット・両面テープを施工面に使用すると、剥がす際に塗膜ごと損傷するケースがある。家具の引き摺りや硬い物の落下による衝撃も、局所的な剥がれの原因になる。これらは施工業者の責任ではなく、使用者側の取り扱いに起因するため、保証対象外となることも把握しておく必要がある。
原因④ 施工が向かない床材に施工した場合
すべてのフローリング材にコーティングが適合するわけではない。コルクフローリングはコーティング剤が過剰に浸透する場合があり、クッションフロアは下地の柔軟性から密着性が低下しやすい。また、既存ワックスが厚く積み重なった床は完全除去が必要で追加工程が発生する。施工前に床材の種類と状態を正確に診断できる業者かどうかが、長期的な仕上がりを左右する。
後悔しやすい失敗パターンとその原因
後悔の多くは施工前の確認不足に集約される。仕上がりの質感・保証規定の内容・既存の傷への対応の3点を事前に把握しておけば、大半のトラブルは回避できる。
光沢感がイメージと違った
「マットを希望したのに高光沢になった」「逆にツヤが出なかった」という相談は現場でも多い。コーティングの光沢感は種類によって大きく異なる上、同じ種類でも床材の色や樹種によって見え方が変わる。契約前に施工実績の写真を確認し、仕上がりイメージを業者と具体的にすり合わせることが重要だ。
業者の保証が曖昧で施工後のトラブルに対応してもらえなかった
「施工から半年で部分的に剥がれたが、『使い方の問題』と言われ補修してもらえなかった」という声は珍しくない。保証を有名無実にしないためには、施工品質保証の規定書面を施工前に確認することが必要だ。「何が保証対象で何が対象外か」が明記されているかを具体的に確認する。以下はフロアコートプロの保証対象外となる主な条件だ。
| 保証対象外となる主な条件 | 具体例 |
|---|---|
| 物品の落下・家具等の引き摺り | 重い家具を床に引きずって移動した場合 |
| 粘着物による損傷 | 滑り止めシート・耐震マット・テープ類の貼り付け |
| 天災・自然要因による劣化 | 地震・水害・結露・日焼けによる変色 |
| 当社以外による補修・再施工 | 他業者が施工箇所に手を加えた場合 |
| 不適切な使用による損傷 | 椅子のキャスター走行による継続的な傷 |
※上記はフロアコートプロの施工品質保証規定に基づく主な条件です。詳細は保証規定書面でご確認ください。
既存の傷・汚れがコーティングで隠れなかった
コーティングは床の保護膜であり、既存の傷やシミを消す機能はない。むしろ光沢が出ることで傷が目立つ場合もある。フロアコートプロの施工注意事項でも「既存の傷や汚れは施工により完全に除去・補修することはできない」と明示している。施工前にこの点を業者から説明されているかどうかが、信頼できる業者かどうかの判断材料にもなる。
信頼できる業者の見極め方|職人が教えるチェックリスト

信頼できる業者かどうかは、第三者試験書・施工品質保証規定・有資格者の在籍という3点の書面で判断できる。口頭やパンフレットだけの説明を鵜呑みにしないことが出発点だ。
第三者試験書・認証の開示を確認する
「安全です」「高品質です」という訴求は、客観的な証明がなければ判断材料にならない。施工前に以下の書類を開示できるかどうかを確認することが、品質・性能・機能の正しい見極め方だ。
| 確認書類 | 確認できること |
|---|---|
| F☆☆☆☆登録証明書 | ホルムアルデヒド放散等級が国内最高ランクであることを公的に証明 |
| VOC13物質測定試験書 | 有害揮発性有機化合物の含有量を客観的に確認 |
| 急性皮膚刺激性試験書 | 皮膚への残留化学成分リスクを定量的に評価 |
| JIS規格性能評価試験書 | 耐傷性・耐汚染性・密着性・防滑性を公的基準で確認 |
| SIAA認証登録書 | 抗菌・抗ウイルス・防かび機能を国際基準で証明 |
これらの書類を開示できない業者は、客観的な根拠に欠ける可能性がある。書類の開示を断られた場合は、選択肢から外すことを勧める。
施工品質保証の規定内容を書面で確認する
保証は「何年保証」という年数だけでなく、「何が保証対象で何が対象外か」を書面で確認することが重要だ。近年フロアコーティング業界では過剰な無償補修を謳う業者も増えているが、持続不可能なサービスは企業経営を圧迫し、倒産リスクに直結する。業者が倒産すれば保証は無効になる。実現性のある保証体制を持つ業者を選ぶことが、長期的な安心につながる。
有資格者施工・業界団体加盟を確認する
フロアコーティングに有機溶剤を使用する場合、労働安全衛生法により「有機溶剤作業主任者」の選任が義務付けられている。国家資格を持つ有資格者が施工を担当しているかどうかは、安全な施工であることの重要な証明になる。また、日本ハウスコーティング協会の正会員企業は、経営基盤・施工実績・保証体制の複数基準をクリアした企業のみが加盟しており、万一の際も協会を通じて保証継承が行われる仕組みを持つ。
相見積もりで説明の質を比較する
複数の業者から相見積もりを取る目的は、価格の安さを探すことではない。「コーティングが向かないケース・保証対象外の条件を正直に説明しているか」を比較することが本質だ。不都合な情報を包み隠さず説明できる業者が、施工後のトラブルが少ない業者といえる。
コーティングの種類選びに迷っている方は、こちらの記事も参考にしてほしい。
→ 【徹底比較】フローリングコーティングの種類と違い!失敗しない選び方ガイド
よくある質問
- Q. フローリングコーティングのデメリットには何がありますか?
- 主に5つあります。費用・施工時の臭い・仕上がりの質感変化・コーティング種類による耐久性の差・使用できる洗剤の制約が代表的です。事前に把握することで、施工後の後悔を大きく減らせます。
- Q. フローリングコーティングが剥がれる原因は何ですか?
- 最多の原因は下地処理の不備です。既存のワックスや油分が残ったまま施工すると密着不良が起き、早期剥がれに直結します。施工後48時間以内の粘着物使用や家具の引き摺りも原因になります。
- Q. フローリングコーティングで後悔しないためにどうすればいいですか?
- 事前にデメリットと向かないケースを把握することが重要です。F☆☆☆☆・JIS規格試験書・SIAA認証を書面で開示できる業者を選び、施工品質保証の規定内容を契約前に確認してください。
- Q. フローリングコーティングの業者を選ぶ際に確認すべき点は何ですか?
- 第三者試験書の開示・施工品質保証規定の書面確認・有機溶剤作業主任者の在籍確認の3点が基本です。口頭やパンフレットだけでなく、書面で確認できる業者を選んでください。
- Q. フローリングコーティングに向かない床材はありますか?
- コルクフローリングとクッションフロアは密着性が低下する場合があります。また、既存ワックスが厚く積み重なった床は除去工程が必要です。施工前に床材の状態を診断できる業者に確認することを推奨します。
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