選ばれ続ける床には、理由がある。
安全・高品質なフロアコーティングで
選ばれ続けて20年

暮らしの安心と美しさを、ずっと守る。

リビングと女の子

フロアコーティングの耐傷性評価|JIS規格に準ずる試験と6種類の結果

耐傷性評価は、フロアコーティングの塗膜が擦られたときに傷が付くかどうかを、決められた条件で確かめる試験だ。「傷に強いです」という口頭説明だけでは、根拠を確かめにくい。JIS規格などに基づく第三者試験機関の試験報告書で「傷を認めない」という結果が示されていれば、判断の材料になる。この記事では、耐傷性評価の試験の仕組みと、M&Mの6種類のコーティングの試験結果、業者選びのポイントを解説する。

この記事でわかること

  • 耐傷性の表記を根拠とあわせて確認する方法
  • JIS K 5600-5-11:2014「塗料一般試験方法」の概要と役割
  • スチールウールを使った耐傷性評価の試験と、引っかき硬度試験の内容
  • M&Mの6種類のコーティングの試験結果(いずれも「傷を認めない」)
  • 試験報告書の確認方法・向かないケース・保証の条件

耐傷性評価の前に|床の傷は「日常の積み重ね」

耐傷性評価の前に知りたい、ペットの爪痕や家具の引きずり傷がついたフローリングのイメージ

コーティングを選ぶ前に、床の傷がどのように生じるかを押さえておこう。床の傷は一度ついてしまうと元に戻すことが難しく、補修には時間と費用がかかる。

ペット・子ども・家具移動で発生する傷

日常生活の中には、床を傷つけるリスクが至る所に潜んでいる。子どもがいる家庭では、おもちゃを引きずったり、ブロックを落としたりすることで、フローリング表面に擦り傷やへこみが発生しやすい。ペットを飼っている家庭では、犬や猫が走り回る際の爪痕が気になることがある。大型犬の爪は、フローリングに傷を残すことがある。

家具の移動や家電の出し入れで発生する引きずり傷も見逃せない。最初は目立たなくても、時間が経つにつれて汚れが入り込み、床の見た目に影響する。

傷を放置した場合の床への影響

傷がついたまま放置すると、傷口から水分や汚れが入り込み、フローリング素材が傷むことがある。だからこそ、コーティング選びでは耐傷性評価の結果を試験報告書で確認する視点が役立つ。

耐傷性評価の基準|JIS K 5600-5-11に準ずる試験の概要

耐傷性評価の試験報告書を確認するイメージ

「耐傷性が高い」という説明は、何を基準にしたものかを確認したい。判断の材料になるのが、JIS規格などに基づく第三者機関の試験報告書だ。

耐傷性の表記は根拠とあわせて確認する

「耐傷性◎」「傷がつきにくい」といった表記を見たら、その根拠となる試験の内容を確認したい。ウェブサイトやカタログのスペックや数値は、どの試験に基づくものかが書かれているかを見ておこう。

根拠を確認せずに選ぶと、施工後に「思っていたより傷がつく」と感じることもある。確認の方法の一つが、第三者試験機関が決められた条件で実施した試験結果を記載した「試験結果報告書」だ。

JIS K 5600-5-11:2014「塗料一般試験方法」とは

JIS K 5600-5-11:2014は、日本産業規格(JIS)の「塗料一般試験方法-第5部:塗膜の機械的性質-第11節:耐洗浄性」だ。M&Mの耐傷性評価は、この方法に準じ、研磨パッドにスチールウールを使って塗膜表面を往復で擦り、傷の有無を評価している。同じ条件で試験した結果どうしであれば、製品を比べやすい。

なお、セラミックガラスコーティングは、ASTM D 4752-03(米国材料試験協会の規格)に準じ、スチールウールを9.8N(1kgf)で押し付けて試験面を往復100回擦る方法で試験しており、「傷を認めない」という結果だった。

JIS規格に基づく試験結果を確認する3つの理由

JIS規格に基づいた試験結果を確認したい理由は、次の3点だ。

第一に、試験の条件が明確なことだ。JIS規格は国が定める標準規格で、試験方法が文書で定められている。報告書に記載された条件から、何を確かめた試験かが分かる。

第二に、比較可能性だ。複数のコーティング製品がJIS規格に基づく試験結果を提示していれば、同じ条件で結果を比べやすい。ただし、耐傷性評価は「傷の有無」で評価するため、結果が同じ製品どうしの違いは、引っかき硬度や耐摩耗性など別の試験結果で比べる。

第三に、第三者機関の文書であることだ。JIS規格に準ずる試験の報告書は、第三者機関が発行する文書だ。試験機関名・報告日・試験方法・結果が書かれているため、説明の根拠を確かめやすい。

耐傷性評価の試験の具体的な内容

スチールウールを用いた耐傷性評価の試験のイメージ

耐傷性評価の試験がどのような方法で実施されているのかを知っておくと、試験結果の説明を受けた際に判断しやすくなる。

耐傷性評価の試験(JIS K 5600-5-11:2014に準ずる方法)の仕組み

JIS K 5600-5-11:2014に準ずる耐傷性試験は、スチールウールを研磨パッドとして使用し、荷重9.8N(1kgf)で試験面を往復100回擦り、傷の有無を確認する試験だ。研磨パッド支持具の寸法は85×35mmで、評価は「傷の有無」で行われる。

試験の結果は、決められた条件(荷重9.8N・往復100回)での評価だ。実際の使用環境では、砂粒や家具の脚など条件が異なるため、傷がまったく付かないわけではない。日常のお手入れや家具の脚の保護もあわせて行いたい。

引っかき硬度試験など、あわせて確認したい評価

このほかに、引っかき硬度試験(JIS K 5600-5-4・鉛筆法)や耐摩耗性試験の結果も参考になる。引っかき硬度試験では、硬さの異なる鉛筆の芯で塗膜を引っかき、塗膜の凝集破壊の有無で評価する。M&Mの製品では、セラミックガラス・Mガラス・ワンニャンすべらんが6H、Mシリコン・M水性UVが4H、M水性フロアがHBだった。詳しくは引っかき硬度試験の解説記事を参照してほしい。

M&Mの6種類の耐傷性評価の結果

耐傷性の試験結果報告書のイメージ

試験の内容を踏まえて、コーティング別の結果と、試験報告書の確認方法を押さえておこう。

セラミックガラスコーティング|ASTM D 4752-03に準ずる試験で傷を認めない

セラミックガラスコーティングは、一般財団法人 日本塗料検査協会(東支部)による、ASTM D 4752-03に準ずる方法の試験で「傷を認めない」という結果だった。引っかき硬度試験(JIS K 5600-5-4)では6H、同一条件の耐摩耗性試験では耐摩耗減量14mgだった。施工品質保証は30年だ(保証年数は耐用年数ではない)。品質・性能・機能の詳細については、各評価データとともに確認してほしい。

コーティング種別ごとの耐傷性評価の結果と施工品質保証

M&Mが取り扱う6種類のコーティングは、一般財団法人 日本塗料検査協会(東支部)の試験で、いずれも「傷を認めない」という結果だった。

コーティング種別耐傷性評価の結果試験方法(準じた規格)施工品質保証特徴
セラミックガラスコーティング傷を認めないASTM D 4752-03に準ずる30年光沢は微光沢・光沢から選べる
ワンニャンすべらんコーティング傷を認めないJIS K 5600-5-11:2014に準ずる30年犬や猫の滑りやすさに配慮したペット専用
UVコーティング傷を認めないJIS K 5600-5-11:2014に準ずる20年超光沢・紫外線照射で素早く硬化
ガラスコーティング傷を認めないJIS K 5600-5-11:2014に準ずる20年高硬度のガラス塗膜・自然な微光沢
シリコンコーティング傷を認めないJIS K 5600-5-11:2014に準ずる20年超光沢・耐水性・耐薬品性
水性ウレタンコーティング傷を認めないJIS K 5600-5-11:2014に準ずる10年低臭の水性タイプ・費用を抑えたい方向け

※試験の条件:荷重9.8N(1kgf)、スチールウール、支持具(治具)85×35mm、往復100回、評価は傷の有無。試験片の基材は木材(Mシリコンはステンレス板)。保証年数は耐用年数ではない。

耐傷性評価の試験報告書の確認方法と質問例

施工を依頼する前に、試験報告書の内容を業者に確認しておきたい。例えば、次のように質問するとよい。

  • 「耐傷性を証明する第三者機関の試験報告書はありますか?」
  • 「試験はどの規格・方法に準じて実施されましたか?」
  • 「試験を実施した機関名と報告書の日付を教えてもらえますか?」

回答の内容や試験報告書の有無は、業者を比べる材料になる。保証内容についても、書面で確認しておきたい。

耐傷性以外に確認すべき選定ポイント

試験結果の確認に加え、次の点もあわせて確認したい。

安全性に関する試験(VOC・F☆☆☆☆など):小さな子どもやペットがいる家庭では、揮発性有機化合物(VOC)の放散に関する試験の結果も確認したい。VOC13物質の放散試験(JIS A 1901/A 1902-3・ボーケン)では、対象7製品はいずれも定量下限未満だった。

保証内容:保証の年数(耐用年数ではない)と、保証の対象・条件をあわせて確認する。試験結果と同様に、保証書の内容も書面で確認しておきたい。

耐傷性評価とあわせて確認したい向かないケースと保証の条件

コルクフローリングとクッションフロアなどフロアコーティング施工前の床材確認作業

試験の結果がよいコーティングにも、向かないケースがある。施工前に確認しておきたい。

施工に向かない床材・状況

以下のケースでは、施工前に確認が必要だ。

  • コルクフローリング:コーティング剤が浸透しすぎる場合があり、仕上がりに影響が出ることがある
  • クッションフロア:下地が柔らかく、コーティングの密着性が低下する場合がある
  • 既存ワックスが厚く残っている床:ワックスの完全除去が必要で、追加費用が発生する場合がある

床材の状態に迷ったら、まず現地調査と無料見積もりを活用してほしい。

保証の対象外となる条件の例

施工後の保証には対象外となる条件がある。以下は例で、詳しくは保証書と保証内容のページで確認してほしい。

  • 水濡れを長期間放置したことによる床材の変形・腐食
  • 施工後の床材の反りや膨らみ(下地・建物起因の場合)
  • 入居後の傷・へこみ・変色(生活起因)
  • 自身でのメンテナンス剤使用による変質

施工後のお手入れ方法についても、業者から説明を受けておきたい。

まとめ|耐傷性評価は試験報告書で確認する

試験報告書を確認しながらフロアコーティングについて説明するイメージ

耐傷性評価は、業者の口頭説明ではなく第三者機関の試験報告書で確認したい。

M&Mが取り扱う6種類のコーティングは、JIS K 5600-5-11:2014(セラミックガラスはASTM D 4752-03)に準じたスチールウールの試験で、いずれも「傷を認めない」という結果だった。ただし、これは決められた試験条件での結果であり、傷がまったく付かないことを示すものではない。

業者を選ぶ際は試験報告書の内容を確認し、耐傷性以外の安全性・保証内容も含めて総合的に判断してほしい。お見積もりは無料だ。

耐傷性評価に関するよくある質問

フロアコーティングの耐傷性評価はどのような試験ですか?
M&Mの耐傷性評価は、JIS K 5600-5-11:2014(耐洗浄性)に準じ、スチールウールで荷重9.8N・往復100回擦って「傷の有無」を評価する方法だ(セラミックガラスはASTM D 4752-03に準ずる方法)。6種類のコーティングは、日本塗料検査協会の試験でいずれも「傷を認めない」という結果だった。
引っかき硬度の6Hと4Hは何が違うのですか?
引っかき硬度試験(JIS K 5600-5-4)で、塗膜が破壊されなかった鉛筆の硬さを示す。6Hは、4Hより硬い鉛筆でも塗膜が破壊されなかったことを意味する。M&Mの製品では、セラミックガラス・Mガラス・ワンニャンすべらんが6H、Mシリコン・M水性UVが4Hだった。
耐傷性の表記の根拠はどう確認すればよいですか?
「どの規格・方法に準じた試験の報告書がありますか?」と質問してみよう。試験機関名・報告日・試験方法・試験結果が記載された報告書があれば、根拠を確かめやすい。

施工業者を選ぶ際の品質基準として、日本ハウスコーティング協会(JHCA)への加盟状況も参考になります。保証引継制度などの条件は、協会の案内で確認しましょう。

※本記事内の一部画像はAIで生成したイメージです。

記事確認者:フロアコートプロ 施工課
最終更新日:2026年9月17日

床のお悩み、お気軽にご相談ください。

実際にコーティングされた床を見てみたい。自宅の床材でどれくらい変わるのか知りたい。
ぜひ無料見積もりやショールーム見学をご利用ください。

お電話でも受付中:0120-652-652(9:00~18:00 ※年末年始・GW・夏季休暇を除く)

Contact

当社サービスについて、サンプル・資料請求、お見積り、その他…
お気軽にお問い合わせください。

tel.0120-652-652

お電話受付時間:9:00~18:00
※年末年始・GW・夏季休暇を除く

WEBからのお問い合わせ