選ばれ続ける床には、理由がある。
安全・高品質なフロアコーティングで
選ばれ続けて20年

暮らしの安心と美しさを、ずっと守る。

リビングと女の子

フロアコーティング耐摩耗性評価試験|失敗しない選び方

耐摩耗性評価試験について、この記事でわかること

  • 耐摩耗性評価試験(テーバー摩耗試験)の仕組みと数値の読み方
  • 「擦り傷に強い」という表記にエビデンスが必要な理由
  • 第三者機関の試験結果報告書で確認すべき3つのポイント
  • M&M取り扱い全6種の実測値(摩耗減量)と、保証年数との違い
  • 試験データを確認するときの質問のしかた

フロアコーティングを選ぶとき、「擦り傷に強い」「耐摩耗性能が高い」という言葉をよく目にする。その根拠として、耐摩耗性評価試験のデータまで確認しておきたい。

施工後に「思ったより傷がつく」「業者の説明と違う」といったことを避けるには、事前に試験結果報告書を確認しておくと安心だ。

この記事では、フロアコーティングの耐摩耗性評価試験の仕組みから正しい数値の読み方、試験書で何を確認すべきかを解説する。

フロアコーティングの耐摩耗性評価試験とは何か

テーバー摩耗試験機でフロアコーティング塗膜の耐摩耗性を測定している様子

耐摩耗性評価試験とは、コーティング塗膜がどれだけ削れにくいかを数値で示す試験だ。荷重をかけた摩耗輪を塗膜に当てて一定回数回転させ、削れた重量(摩耗減量)をmg単位で計測する。

耐摩耗性評価試験の摩耗減量とは|数値が小さいほど削れにくい

試験結果に表示される「耐摩耗性 ○○ mg」の数値は、摩耗減量を指す。これは試験によって削れた塗膜の重量だ。数値が小さいほど削れにくい、つまり耐摩耗性が高いことを意味する。

たとえば14mgと100mgを比べた場合、14mgの方が摩耗減量は約7分の1になる。この数値こそが「擦り傷に強い」という表現の根拠として機能するものだ。

耐摩耗性評価試験(テーバー摩耗試験)の仕組み|荷重・回転数・摩耗輪

国内で標準的に採用されているのはテーバー摩耗試験だ。試験条件は規格ごとに定められており、主な要素は以下のとおりだ。

  • 荷重:9.8N(1kgf)
  • 回転数:1,000回転
  • 摩耗輪:CS-17(JIS K 5600-5-9:1999の報告書に記載)
  • 基材:木材(100×100mm)

この条件で1,000回転後に削れた重量を計測する。日常生活での歩行・ペットの爪・家具移動による摩耗を模擬した試験だ。

耐摩耗性評価試験の規格|JIS K 5665 と JIS K 5600-5-9 の違い

フロアコーティングの耐摩耗性試験には、主に2つのJIS規格が使われる。JIS K 5665:2016は路面標示用塗料を対象とした規格だ。

一方、JIS K 5600-5-9:1999は塗料一般試験方法として幅広い塗膜製品に適用される規格だ。どちらもテーバー摩耗試験であり、荷重・回転数・基材の条件は同一だが、適用規格が異なる。異なる規格の数値を参照する場合は、その前提を踏まえた上で判断することが重要だ。

「擦り傷に強い」は耐摩耗性評価試験の結果で確かめる

フロアコーティング業者の試験結果報告書と自社カタログを比較する様子

「擦り傷に強い」「耐摩耗性能に優れる」という表現は、フロアコーティングの広告や業者サイトで頻繁に目にする。その根拠となる試験データが示されているかを確認したい。

自社の説明と第三者機関の試験の違い

業者が独自に「当社製品は耐摩耗性が高い」と発表することと、第三者機関が試験を実施してデータを報告書として発行することは、まったく別物だ。

第三者機関の試験結果報告書には、試験機関名・依頼番号・試験方法・測定値が記載されるため、試験の条件と結果を確認しやすい。

施工を決める前に、試験結果報告書の内容を確認しておきたい。

耐摩耗性評価試験の報告書で確認したい3つのポイント

試験結果報告書を確認する際は、以下の3点を見てほしい。

① 試験機関が第三者機関か
自社内の試験ではなく、日本塗料検査協会などの独立した第三者機関が実施・発行したものかを確認する。報告書に機関名と担当者の印があることが目安だ。

② 試験方法(JIS規格)が明記されているか
「JIS K 5600-5-9」または「JIS K 5665」など、具体的な規格番号と試験条件が記載されているかを確認する。規格名のない試験値は根拠として使えない。

③ 製品名と数値が一致しているか
報告書に記載された品名が、実際に施工される製品名と一致しているかを確認する。製品名が違う場合は、どの製品の結果かを確認しよう。

試験データを確認できない場合の考え方

試験データの確認を求めた際に、開示できない理由がある場合もある。その場合は、性能をどのように確認しているかを質問してみよう。

口頭の説明だけで判断すると、施工後に説明の内容を確かめにくくなる。書面で確認できる情報を集めておきたい。

M&M全6種の耐摩耗性評価試験の結果

M&M取り扱い全6種フロアコーティングの耐摩耗性試験結果を比較した棒グラフ
M&M全6種の摩耗減量実測値|セラミックガラス14mgから水性ウレタン103mgまで

フロアコートプロが取り扱う全コーティング製品について、一般財団法人日本塗料検査協会に依頼した試験結果を以下に公開する。試験結果報告書が発行されている試験の結果だ。

コーティング名摩耗減量(mg)試験規格施工品質保証
セラミックガラスコーティング14 mgJIS K 5665:201630年
Mガラスコーティング28 mgJIS K 5665:201620年
Mシリコンコーティング45 mgJIS K 5665:201620年
M水性UVフロアコーティング68 mgJIS K 5600-5-9:199920年
ワンニャンすべらん78 mgJIS K 5600-5-9:199930年
M水性フロアコーティング103 mgJIS K 5600-5-9:199910年

※摩耗減量は数値が小さいほど耐摩耗性が高い。JIS K 5665とJIS K 5600-5-9は適用規格が異なるため、数値の直接比較は参考値として捉えてほしい。

セラミックガラスコーティング14mgが意味すること

セラミックガラスコーティングの摩耗減量は14mgだ。JIS K 5665:2016に基づく試験で、荷重9.8N・1,000回転という条件下での計測値だ。

6製品の中で最も摩耗減量が少ない結果だ。日常の擦り傷が付きにくくなるが、鋭利なものや重量物の引きずりには対応しない。

各コーティングの耐摩耗性と用途の対応

ワンニャンすべらんは摩耗減量78mgだが、犬や猫の滑りやすさに配慮したペット専用の設計で、施工品質保証は30年だ(保証年数は耐用年数ではありません)。耐摩耗性の数値だけで選ぶのではなく、用途・床材・生活環境に合わせた選択が重要だ。

どのコーティングが自分の家に合うか迷う場合は、各コーティングの種類別特徴の比較記事もあわせて参照してほしい。

耐摩耗性評価試験と保証年数の違い

耐摩耗性評価試験の摩耗減量と保証年数を並べたグラフのイメージ

施工品質保証の年数は、施工品質に対する保証の期間であり、耐用年数や摩耗の少なさを示すものではない。耐摩耗性評価試験の結果と保証年数は、別の情報として確認したい。

保証年数は摩耗減量だけでは決まらない

表のとおり、摩耗減量が78mgのワンニャンすべらんの施工品質保証は30年、68mgのM水性UVは20年であり、保証年数は摩耗減量の順番とは一致しない。

保証の対象と条件は保証書で、塗膜の性能は試験データで、それぞれ確認することが大切だ。

保証の具体的な適用条件については、保証内容のページで詳しく説明している。

耐摩耗性以外に確認すべき性能指標

フロアコーティングの引っかき硬度試験・密着性試験・耐薬品性試験の一覧のイメージ

耐摩耗性は重要な指標だが、フロアコーティングの品質はそれだけでは語れない。施工前に確認すべき性能指標は複数ある。

引っかき硬度試験(JIS規格)

引っかき硬度試験は塗膜の表面の硬さを評価する試験だ。引っかき硬度試験(JIS規格)では、セラミックガラス・Mガラス・ワンニャンすべらんが6H、Mシリコン・M水性UVが4H、M水性フロアがHBです。

引っかき硬度と耐摩耗性はどちらも塗膜の硬さに関係するが、評価する側面が異なる。両方のデータを確認することが望ましい。

密着性・耐薬品性・防汚性

密着性は塗膜が床材から剥離しにくいかを示す指標だ。密着不良があると保証期間内であっても剥離トラブルの原因になる。耐薬品性は洗剤・アルコール・食品汚れに対する耐性を示し、日常的な清掃で使う成分で塗膜が劣化しないかの確認が必要だ。

防汚性は汚れを弾く性能だ。汚れが付きにくい塗膜は、日常のお手入れの手間を減らしやすい。各試験データの詳細は品質・性能・機能のページで確認できる。

向かないケース・注意点・保証対象外条件

フロアコーティングに向かない床材(コルクフローリング・クッションフロア)の例

耐摩耗性の高いコーティングであっても、床材や使用環境によっては向かないケースがある。

施工が難しい・対応要確認の床材

  • コルクフローリング:コーティング剤が浸透しすぎる場合がある
  • クッションフロア:下地が柔らかく密着性が低下する場合がある
  • 既存ワックスが厚く残っている床:完全除去が必要で追加費用が発生する場合がある

保証の対象外となる条件の例

  • 水濡れを長期間放置した場合
  • 施工後の床材の反りや膨らみ(下地・建物起因の場合)
  • 入居後の傷・へこみ・変色(生活起因)
  • ご自身でのメンテナンス剤使用による変質

保証の対象外となる条件は、保証書と保証内容のページで確認しよう。施工前に保証範囲を業者と確認しておくことが大切だ。

施工業者を選ぶ際の品質基準として、日本ハウスコーティング協会(JHCA)への加盟状況も参考になる。保証引継制度などの条件は、協会の案内で確認してほしい。

耐摩耗性評価試験に関するよくある質問(FAQ)

Q. 耐摩耗性評価試験のデータを業者に請求しても大丈夫ですか?
A. 施工前に確認してよい事項です。試験結果報告書の内容を確認できると、性能を比べやすくなります。
Q. 摩耗減量の数値はどれくらいが目安ですか?
A. 数値が低いほど耐摩耗性が高いことを示します。目安となる値は試験の規格・条件によって異なるため、同じ規格・条件で測った数値どうしで比べてください。
Q. JIS K 5665とJIS K 5600-5-9の試験結果は同じ基準で比較できますか?
A. どちらもテーバー摩耗試験で荷重・回転数・基材は同一だが、適用規格が異なるため厳密な比較には注意が必要だ。同一規格内で比べると判断しやすい。異なる規格の数値を参照する場合は、その前提を踏まえた上で判断してほしい。

記事確認者:フロアコートプロ 施工課
最終更新日:2026年9月17日

床のお悩み、お気軽にご相談ください。

実際にコーティングされた床を見てみたい。自宅の床材でどれくらい変わるのか知りたい。
ぜひ無料見積もりやショールーム見学をご利用ください。

お電話でも受付中:0120-652-652(9:00~18:00 ※年末年始・GW・夏季休暇を除く)

Contact

当社サービスについて、サンプル・資料請求、お見積り、その他…
お気軽にお問い合わせください。

tel.0120-652-652

お電話受付時間:9:00~18:00
※年末年始・GW・夏季休暇を除く

WEBからのお問い合わせ