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新築住宅のフロアコーティングの施工タイミングは?入居前がおすすめの理由と段取り

新築住宅においてフロアコーティングを検討する際、大切なポイントの一つが施工タイミングです。

結論から述べると、おすすめのタイミングは「物件の引き渡し後かつ、家具・家電の搬入前(入居前)」です。
本記事では、そのタイミングが向いている理由と、スケジュールの組み方や注意点を解説します。

家具のない新築のリビング(入居前の施工タイミングのイメージ)

新築のフロアコーティングの施工タイミングは「入居前」がおすすめ

フロアコーティングは床材の表面に薄い樹脂等の膜を形成し、日常の摩耗や汚れから床材を保護する施工です。床全体に塗布するため、家具などがない状態のほうが施工しやすくなります。

入居前の施工タイミングが向いている理由

入居前(家具搬入前)に施工する利点は、床全体にムラなく施工しやすいことです。家具や荷物がない状態では、部屋の隅まで続けて塗布できるため、家具の脚周りの塗り残しなどのリスクを減らせます。

また、新築の床材は、生活汚れの蓄積が少ない状態です。ただし、新築でも床には油分やほこりが付着しているため、施工前の清掃と下地処理は必要です。

家具搬入後に施工する場合の注意点

入居後(家具搬入後)に施工を行う場合、既存の家具を移動させる必要があります。これには以下のデメリットが発生します。

  • 追加コスト:家具の移動が必要になり、費用が加わる場合があります。
  • 家具損傷のリスク:移動時に家具や壁、未施工の床を傷つける可能性があります。
  • 完全硬化前の負荷:施工直後に家具を戻すと、塗膜が完全に硬化していない場合、家具の重みで跡が残る可能性があります。
【実践的アドバイス】

施工と乾燥に必要な日数は、コーティングの種類と施工面積によって異なります。見積もりの際に確認し、「引き渡し日」から「引越し日」までの間に余裕をもたせてください。

施工タイミングに合わせた段取りとスケジュール

新築の引き渡しから入居までの期間は短く、他の内装工事や手続きと重なることが一般的です。以下の手順で計画を立てることを推奨します。

引き渡しから入居までの流れ

  1. 引き渡し日の確定:ハウスメーカーと引き渡し日を確定させます。
  2. 業者の選定と予約(早めに):複数の業者から見積もりを取り、施工日を予約します。引越しが多い時期は、早めに予約しましょう。
  3. 引き渡し・鍵の受領:施工で電気や水道を使う場合があるため、使える状態か確認します。
  4. 施工実施:家具搬入の前に実施します。
  5. 乾燥・養生期間:コーティングの種類に応じた乾燥時間を確保します。
  6. 入居・家具搬入:塗膜が硬化した状態で家具を搬入します。

施工当日の環境条件

施工当日は、他の内装工事(カーテン取り付けやエアコン設置など)とバッティングさせないことが原則です。人の出入りがあると、埃が舞い上がり、乾燥前の塗膜に付着して仕上がりを損なう原因となります。

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施工タイミングとあわせて確認したい3つの注意点

フロアコーティングには、化学物質の使用や床材への影響といった側面があります。以下の3点は必ず確認してください。

室内の空気とVOC(揮発性有機化合物)の確認

コーティング剤には、溶剤が含まれている場合があります。室内の空気が気になる場合は、化学物質の放散に関する試験の結果を確認しましょう。

乳幼児やペットがいる家庭では、F☆☆☆☆(フォースター)などの区分も確認しましょう。F☆☆☆☆は、ホルムアルデヒド放散量が最も少ない区分で、対象となる製品と区分を確認します。また、VOC13物質の放散試験(JIS A 1901/A 1902-3・ボーケン)で、株式会社M&Mの対象7製品はいずれも定量下限未満でした。

完全硬化までの乾燥時間と「養生」

「歩行可能になる時間」と「完全に硬化する時間」は異なります。表面が乾いて歩けるようになっても、内部まで硬化するには時間がかかります。

この期間に重い家具を引きずると、塗膜が剥離する恐れがあるため注意が必要です。

床材メーカー保証との兼ね合い

一部の床材メーカーでは、サードパーティ製のコーティングを施すことで、床材自体の保証が無効になる場合があります。事前にハウスメーカーまたは床材メーカーに確認し、コーティング施工が保証規定に抵触しないかを確認しましょう。コーティングの保証の内容は、施工会社の保証書で確認します。保証引継制度などの条件は、日本ハウスコーティング協会の案内で確認できます。

【ここでの質問】

床材メーカーの保証と、コーティングの施工品質保証(種類により10~30年。保証年数は耐用年数ではありません)の内容を比べたうえで、契約に進んでください。

施工タイミング判断チェックリスト

以下の条件がそろっていれば、入居前の施工タイミングとして検討しやすくなります。

  • ✔物件の引き渡し日が確定している
  • ✔引き渡しから引越し(家具搬入)まで、施工と乾燥に必要な期間が空いている
  • ✔電気と水道が使用可能な状態である(または開通日が決まっている)
  • ✔施工当日に他の工事(エアコン設置等)が入っていない
  • ✔床材の種類(シートフローリング、無垢材など)を把握している

施工タイミングに関するよくある質問(FAQ)

Q.鍵の引き渡し前(竣工検査時など)に施工することは可能ですか?
A.引き渡し前は、施主が依頼した業者が立ち入れない場合が多いため、ハウスメーカーや売主に確認しましょう。マンションのオプション会経由など、引き渡し前に施工する方法もあります。

Q.床暖房が入っていますが、コーティングしても問題ありませんか?
A.床暖房に対応しているかは、製品によって異なります。見積もりの際に床暖房の有無を伝えて、施工できるかを確認しましょう。冷熱繰返し試験(依頼者指定の条件)では、株式会社M&Mの6製品とも割れ・剥がれ・膨れを認めませんでした。

Q.新築の床にワックスが塗られている場合、どうなりますか?
A.施工前に剥離作業を行い、既存のワックスを除去してからコーティングします。剥離作業の費用が見積もりに含まれるかは業者によって異なるため、確認しましょう。

Q.施工中は立ち会いが必要ですか?
A.施工開始時の確認と、終了時の仕上がり確認には立ち会いが推奨されます。作業中の常時立ち会いは不要なケースが多いです。

Q.入居後に施工したくなった場合、どうすれば良いですか?
A.施工は可能ですが、家具の移動が必要になり、乾燥中はその部屋を使えません。居住中の施工の進め方は、見積もりの際に確認しましょう。

記事確認者:フロアコートプロ 施工課
最終更新日:2026年9月17日

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