F☆☆☆☆登録証明書の確認方法|製品名・登録番号・発行元の見方
F☆☆☆☆登録証明書は、塗料のホルムアルデヒド放散等級を確認するための書類です。フロアコーティングを選ぶ際、ウェブサイトに「F☆☆☆☆」と表示されていても、施工に使うコーティング剤が登録の対象かどうかは、証明書や登録商品リストで確認する必要があります。
この記事では、F☆☆☆☆登録証明書の意味と、施工に使う製品の登録を確認する方法を解説します。
この記事でわかること
- F☆☆☆☆(フォースター)の意味と、建築基準法との関係
- 「F☆☆☆☆」の表示と、施工に使う製品の登録を確認する必要性
- 証明書を正しく確認する3つのポイント(製品名・登録番号・発行元)
- SIAAマークとの違いと、試験結果を軸にした業者選びの方法
F☆☆☆☆(フォースター)とは何か──ホルムアルデヒド放散量が最も少ない区分

F☆☆☆☆(フォースター)は、ホルムアルデヒドの放散量の等級を示す表示です。「F」はホルムアルデヒドを表し、☆の数が多いほど放散が少なく、その中で最も少ないのがF☆☆☆☆です。
ホルムアルデヒドとシックハウス症候群の関係
ホルムアルデヒドは、建材・接着剤・塗料などに含まれる揮発性有機化合物(VOC)のひとつです。室内の濃度が高くなると、目や喉への刺激などの原因になることがあり、シックハウス症候群の原因となる化学物質の一つとされています。
新築やリフォームの際は、建材や仕上げ材の放散等級を確認しておくと安心です。フロアコーティングも、床に塗る塗料の一種です。
F☆☆☆☆と使用面積の制限
建築基準法のシックハウス対策では、ホルムアルデヒドの放散速度が0.005mg/m²h以下の建材(F☆☆☆☆)は、居室の内装仕上げに使用面積の制限なく使えます。
一方、F☆☆☆(スリースター)やF☆☆(ツースター)の建材は、使用面積に制限があります。フロアコーティングは床全体に施工するため、施工に使う製品の等級を確認しておきましょう。
フロアコーティングでF☆☆☆☆登録証明書を確認する理由
フロアコーティングは、床面全体に塗布・硬化させる仕上げ材です。施工後は生活の中心である床に残り続けるため、施工に使うコーティング剤の等級を、証明書などで確認しておくと安心です。
乳幼児・ペット・化学物質が気になる方がいるご家庭では、特に確認しておきたいポイントです。
F☆☆☆☆登録証明書で確認したい「表示」と「製品」の違い

フロアコーティングの安全性を確認する際は、証明書などで、施工に使う製品が登録の対象かを確認しましょう。
ウェブサイトの表示と証明書の確認
ウェブサイトに「F☆☆☆☆」などと記載されていても、どの製品が登録の対象かは、証明書や登録商品リストを見ないと分かりません。見積もり・契約の段階で、証明書の写しなどを見せてもらいましょう。
証明書は、施工前に確認しておくと安心です。
F☆☆☆☆登録証明書の製品名が施工する製品と違う場合
注意したいのが、提示された証明書が、実際に施工するコーティング剤とは別の製品のものである場合です。同じメーカーの製品でも、登録は製品ごとに行われます。
F☆☆☆☆の登録は製品ごとに行われます。製品Aの証明書は、製品Bの安全性を保証するものではありません。証明書に記載された製品名と、実際に施工で使用するコーティング剤の製品名が一致していなければ、施工に使う製品の確認にはなりません。
証明書を見るときは、製品名まで確認しましょう。
F☆☆☆☆登録証明書で確認したい3つのポイント
依頼前に確認したい3点を挙げます。
第一に、証明書に記載された製品名と登録番号の確認。第二に、証明書の発行元(塗料の場合は日本塗料工業会など)の確認。第三に、証明書の製品名と実際に使用するコーティング剤の製品名が一致しているかの確認です。この3点を確認しておくと安心です。
F☆☆☆☆登録証明書の正しい確認方法

F☆☆☆☆登録証明書を正しく確認するためには、何を・どこで・どのように見ればよいかを理解しておく必要があります。
確認ポイント①:製品名と登録番号の一致
F☆☆☆☆登録証明書では、登録された商品名や登録番号を確認できます。まず証明書の商品名を確認し、次に見積書や施工仕様書に記載されたコーティング剤の製品名と照合します。両者が一致していなければ、施工に使う製品の確認にはなりません。
確認ポイント②:発行元の確認
塗料の場合、F☆☆☆☆の登録証明書は、日本塗料工業会のホルムアルデヒド自主管理登録制度で発行されます。この制度は、JIS表示品や大臣認定品と同じ試験方法の測定データなどをもとに審査し、基準を満たす塗料に登録証明書を発行するものです(JIS表示品・大臣認定品は、この制度の登録対象ではありません)。登録品は、日本塗料工業会のウェブサイトの登録商品リストでも確認できます(登録があっても掲載していない製品もあります)。
株式会社M&Mのフロアコーティング剤(セラミックガラスコーティング、Mガラスコーティング、Mシリコンコーティング、M水性UVコーティング、M水性フロアコーティング、ワン・ニャンすべらん)は、日本塗料工業会のホルムアルデヒド自主管理登録で、F☆☆☆☆として登録されています(日本塗料工業会の登録商品リスト(株式会社M&M)、2026年4月1日現在)。
確認ポイント③:施工に使う製品と証明書の対応確認
業者から証明書を受け取ったら、「この証明書に記載された製品を今回の施工で使用しますか?」と直接確認します。口頭確認にとどめず、施工仕様書や見積書に製品名を明記してもらうことで、書面上の証拠として残すことができます。施工後のトラブルを防ぐためにも、書面で確認しておくと安心です。
F☆☆☆☆登録証明書とあわせて確認したい試験結果

F☆☆☆☆は、ホルムアルデヒドの放散に関する区分です。ほかの化学物質や機能については、別の試験結果もあわせて確認しましょう。株式会社M&Mの製品では、VOC13物質の放散試験(JIS A 1901/A 1902-3・ボーケン)で、対象7製品はいずれも定量下限未満でした。
F☆☆☆☆以外に確認したいSIAAマークとの違い
SIAAマークは、抗菌製品技術協議会の基準を満たした製品に、抗菌・抗ウイルスなどの機能ごとに表示されるマークです。F☆☆☆☆がホルムアルデヒドの放散量の区分を示すのに対し、SIAAマークは抗菌などの機能を示すもので、目的が異なります。どちらも、対象となる製品と区分を確認しましょう。
フロアコートプロでは、品質・性能・機能のページで各コーティングの試験結果を公開しています。
特にF☆☆☆☆登録証明書の確認をおすすめしたいケース・注意したいケース
F☆☆☆☆登録証明書の確認が特に重要なのは、乳幼児・小さなお子様がいるご家庭、室内でペット(犬・猫)を飼育しているご家庭、化学物質が気になる方がいるご家庭、そして新築入居前に施工を検討しているケースです。
一方、コルクフローリングやクッションフロアは、コーティング剤の密着性や性能に影響が出る場合があります。また、ワックスが残っている床は除去が必要で、別途費用がかかることがあります。床材の種類によっては施工できない場合もあるため、事前の現地確認が必要です。
保証対象外になるケースと注意点
施工後の保証について、あらかじめ対象外条件を把握しておくことが重要です。水濡れを長期間放置した場合、施工後に床材の反りや膨らみが発生した場合(下地・建物起因)、ご自身でメンテナンス剤や市販の洗剤を使用して変質が生じた場合などは、保証の対象外となる場合があります(詳しくは保証書で確認してください)。
保証内容の詳細は保証内容のページでご確認ください。施工前に保証範囲を正確に把握しておくことで、施工後のトラブルを防ぐことができます。
F☆☆☆☆登録証明書を含む業者選びの最終チェックリスト

F☆☆☆☆登録証明書の確認は、業者選びのひとつの軸に過ぎません。安全性エビデンスの確認を含む、最終的な判断基準をまとめます。
| 確認項目 | チェック内容 |
|---|---|
| F☆☆☆☆登録証明書 | 証明書の製品名と施工する製品名が一致しているか |
| 証明書の発行元 | 発行元(塗料は日本塗料工業会など)が明記されているか |
| 施工仕様書への製品名明記 | 使用製品名が書面で確認できるか |
| 保証書の発行 | 施工完了後に保証書が発行されるか・内容は明確か |
| 施工実績の公開 | 類似床材・物件の施工事例が確認できるか |
| JHCA加盟 | 加盟状況と、保証引継制度の条件(協会の案内で確認) |
フロアコーティングは一度施工したら長期間にわたって床に存在し続けます。「F☆☆☆☆取得済」という表示だけで判断せず、証明書の製品名まで確認する一手間が、施工後の安心につながります。
あわせて、フローリングコーティングのデメリットやフロアコーティングの30年保証の仕組みも業者選びの視点をさらに深めることができます。
よくある質問
- F☆☆☆☆登録証明書は、どのタイミングで確認すればよいですか?
- 見積もり・契約の段階で確認しておくと安心です。証明書や登録商品リストで、施工に使う製品の商品名と登録番号を確認しましょう。
- 証明書の製品名と施工する製品名が違った場合、どうすればよいですか?
- 施工に使う製品の登録を確認できる資料を、あらためて見せてもらいましょう。口頭での説明にとどめず、施工仕様書に製品名を書面で明記してもらうと安心です。
- F☆☆☆☆とSIAAマークは、どちらも確認する必要がありますか?
- 目的が異なるため、両方を確認しておくと安心です。F☆☆☆☆はホルムアルデヒドの放散量の区分、SIAAマークは抗菌・抗ウイルスなどの機能を示すものです。どちらも、対象となる製品と区分を確認しましょう。
施工業者を選ぶ際の品質基準として、日本ハウスコーティング協会(JHCA)への加盟状況も参考になります。保証引継制度などの条件は、協会の案内で確認できます。フロアコートプロを運営する株式会社M&Mは建設業許可(東京都知事 許可(般-6)第150596号)を持ち、ISO 9001:2015(認証範囲:フロアーコーティングの施工、ハウスコーティング剤の開発・販売)の品質管理体制で運営しています。JHCA加盟店No.003です。
※本記事内の一部画像はAIで生成したイメージです。
記事確認者:フロアコートプロ 施工課
最終更新日:2026年9月17日
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