フロアコーティングの施工事例595件で分かる住居タイプ別の選ばれ方
フロアコーティングの施工事例をいくつ見比べても、自宅にどの種類が合うのかは判断しにくいものです。仕上がりの写真は種類が違っても似て見え、どの住まいで何が選ばれたのかまでは読み取れません。
そこで本記事では、当社が公開している595件の事例を集計しました。対象は2025年1月19日から2026年9月11日までに公開した分です。住居タイプごとに選ばれた種類と、記録から読み取れる注意点を整理しています。
この記事でわかること
- 595件の種類別・住居タイプ別の内訳
- 新築と入居中で選ばれる種類が入れ替わる実態
- 既存住宅で下地処理が発生した割合
- 保育施設・店舗など法人施設23件の傾向
- 自宅に合う種類を絞り込む2つの軸
結論として、選ばれる種類は住居タイプでほぼ決まります。新築戸建て257件では33%がセラミックガラス(微光沢)でしたが、入居中を含む既存戸建て120件では34%がシリコンでした。引っかき硬度試験(JIS規格)では、セラミックガラスが6H、Mシリコンが4Hです。
目次
フロアコーティングの施工事例595件はどの種類が多いのですか?
最も多いのはセラミックガラスフロアコーティング(微光沢)で152件、全体の26%でした。次いでシリコン142件、ガラス125件と続きます。つまり上位3種類だけで419件となり、全体の70%を占めます。

| 種類 | 件数 | 最も多い住居タイプ |
|---|---|---|
| セラミックガラス(微光沢) | 152件 | 新築戸建て86件 |
| シリコン | 142件 | 新築戸建て61件 |
| ガラス | 125件 | 新築戸建て68件 |
| ワンニャンすべらん | 91件 | 既存戸建て32件 |
| 研磨・フロアサンディング | 35件 | 法人・非住宅19件 |
| セラミックガラス(光沢) | 31件 | 新築戸建て11件 |
| UV | 6件 | 既存戸建て3件 |
| 水性ウレタン | 5件 | 既存マンション3件 |
一方で、件数が少ない種類にも傾向が出ています。UVは6件とわずかですが、6件すべてが入居中または中古の住まいでした。たとえば東京都練馬区のご入居中戸建てや、東京都世田谷区のご入居中マンションです。そのため、この期間に新築での採用事例はありません。
なお、エリアは東京都246件・神奈川県104件・埼玉県94件・千葉県73件が中心です。種類ごとの特徴そのものはフロアコーティングの種類別の特徴をまとめた記事で解説しています。
新築戸建てのフロアコーティング施工事例では何が選ばれていますか?
新築戸建ては257件で、最も多いのはセラミックガラス(微光沢)の86件(33%)です。次いでガラス68件(26%)、シリコン61件(24%)と続きます。上位3種類の合計は215件となり、新築戸建ての84%を占めます。
また、新築戸建てでは他メニューの同時施工が目立ちます。防カビコーティングが240件(93%)、防汚コーティングが141件(55%)で併せて施工されていました。つまり、家具を入れる前にまとめて仕上げる進め方が多数派です。
たとえば東京都町田市のご新築戸建ての事例では、セラミックガラス(光沢)を施工しています。施工時期そのものの考え方は、新築一戸建てのフロアコーティングはいつ施工するのがよいかで詳しく整理しました。
入居中の住まいの施工事例は新築と何が違うのですか?
最も大きな違いは下地処理の有無です。既存戸建て120件のうち57件(48%)が、剥離・研磨・傷補修のいずれかを同時に行っています。既存マンションでも、124件のうち50件(40%)が同様でした。一方、新築戸建ては257件中3件、新築マンションは63件中0件です。

さらに、選ばれる種類も入れ替わります。既存戸建てではシリコン41件(34%)とワンニャンすべらん32件(27%)が上位です。新築戸建てで最多だったセラミックガラス(微光沢)は、15件(12%)にとどまりました。
そのため、入居中の住まいで事例を見るときは、仕上がりの写真より先に工程を確認してください。既存のワックスや傷をどう処理したかで、必要な日数と費用の前提が変わります。
マンションの施工事例ではどの種類が選ばれていますか?
新築マンション63件では、セラミックガラス(微光沢)が30件で48%と半数近くを占めます。一方、既存マンション124件ではシリコン34件(27%)とガラス32件(26%)が並び、特定の種類に偏りません。
また、新築マンションでは防カビコーティングを55件(87%)で同時に施工しています。なお、新築マンション63件には剥離や研磨を伴う事例がありませんでした。製品そのものの内容はセラミックガラスフロアコーティングのページで確認できます。
保育施設や店舗のフロアコーティング施工事例はありますか?
法人施設・非住宅の事例は23件あります。内訳は保育施設16件、店舗5件、オフィス・店舗1件、動物病院1件です。そのうち19件(83%)がフローリング研磨・フロアサンディングで、住宅系とは中心となる工法が逆転します。
実際、23件中21件が研磨または剥離を伴い、そのうえで水性ウレタンコーティングを重ねた事例が13件ありました。つまり、摩耗した既存塗膜と傷を削り直す工程が中心です。工程の詳細はフロアサンディングのページにまとめています。
施工事例から自宅に合う種類をどう選べばよいですか?
件数の多さは人気の目安にはなりますが、選定の根拠にはなりません。そのため、同一試験条件の数値と、住まいの状態という2つの軸で絞り込んでください。事例はその2軸で候補を確認するための材料として使います。
| 製品 | 引っかき硬度 | 耐摩耗減量 | 施工品質保証 |
|---|---|---|---|
| セラミックガラス | 6H | 14mg | 30年 |
| Mガラス | 6H | 28mg | 20年 |
| Mシリコン | 4H | 45mg | 20年 |
| M水性UV | 4H | 68mg | 20年 |
| ワンニャンすべらん | 6H | 78mg | 30年 |
| M水性フロア | HB | 103mg | 10年 |
数値の出どころは次のとおりです。同一条件の耐摩耗性試験では、耐摩耗減量がセラミックガラス14mg、Mガラス28mg、Mシリコン45mg、M水性UV68mg、ワンニャンすべらん78mg、M水性フロア103mgでした(株式会社M&M製品の試験結果)。また、引っかき硬度試験(JIS規格)では、セラミックガラス・Mガラス・ワンニャンすべらんが6H、Mシリコン・M水性UVが4H、M水性フロアがHBです。
それぞれの試験の読み方は引っかき硬度試験の解説記事と耐摩耗性試験の解説記事で説明しています。規格そのものは日本産業標準調査会のJIS検索から確認できます。
なお、施工品質保証はセラミックガラス・ワンニャンすべらんが30年、シリコン・ガラス・UVが20年、水性ウレタンが10年です。保証年数は耐用年数を示すものではありません。適用条件は保証内容のページをご確認ください。
事例から見て向くケース
- 入居前の新築:下地処理を伴う事例が257件中3件と少なく、工程が短く収まっています
- ワックスや傷がある入居中の住まい:剥離・研磨を含む事例が約半数あり、下地処理を前提に計画を立てられます
- 摩耗が進んだ保育施設・店舗:研磨を中心とした事例が19件あり、削り直しから相談できます
向かないケース・要確認の条件
- 床材の品番が分からない場合:事例の記録には床材メーカーと品番が含まれないため、適合は現地調査で確認します
- 既存塗膜の種類が不明な入居中の床:剥離の可否によって工程と作業日数が変わります
- 写真の光沢だけで決めたい場合:撮影条件で見え方が変わるため、ショールームでの実物確認をおすすめします
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事例の記録だけでは、ご自宅の床材と既存塗膜までは判断できません。お問い合わせフォームから現地調査をご相談ください。
よくある質問
- フロアコーティングの施工事例はどこで見られますか?
- フロアコーティングの施工事例は、当社サイトの施工事例一覧で公開しています。2025年1月19日から2026年9月11日までに595件を掲載し、すべてに施工前後の写真を添えています。
- フロアコーティングの施工事例が多い種類を選べば失敗しませんか?
- 件数の多さは、失敗しない根拠にはなりません。フロアコーティングの施工事例は、住居タイプごとに選ばれる種類が入れ替わります。そのため、同一試験条件の数値とご自宅の床の状態を合わせて判断してください。
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執筆:フロアコートプロ コーティング事業部
記事確認者:フロアコートプロ コーティング事業部
運営会社:株式会社M&M(建設業許可 東京都知事 許可(般-6)第150596号/ISO 9001:2015の品質管理体制/JHCA加盟店No.003)
最終更新日:2026年9月12日
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