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ペット無垢床材の滑り止め対策|フロアサンディング・床研磨で二段構え施工

ペット無垢床の滑り対策を考えるとき、「無垢床材の温もりは大切にしたい。けれど、愛犬や愛猫が滑って転ぶ姿を見るたびに、足腰への負担が心配」という方は多いでしょう。無垢床材の美しさを諦めずに、滑りにくさに配慮する方法があります。本記事では、JIS規格に基づく客観評価・フロアサンディングと滑り止めコーティングの二段構え施工・施工できない床材までご説明いたします。

この記事でわかること

  • 無垢床材で滑るペットの足腰にかかる負担
  • C.S.R.D'値(JIS A 1454)で見る滑りやすさの客観評価方法
  • フロアサンディング × 滑り止めコーティングの二段構え施工

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ペット無垢床の滑り対策とは、犬や猫の足腰への負担と転倒に配慮するため、無垢床材の質感を活かしながら滑りにくくする施工・グッズ・床材選びの総称です。マット敷設・滑り止めコーティング・フロアサンディング後の再仕上げなど、複数の手段から床材の状態とライフスタイルに応じて選択いたします。

目次

ペット無垢床の滑り対策の前に|愛犬・愛猫が滑る無垢床で受ける負担

ペット無垢床の滑り対策:無垢床で滑るペットの足腰への負担を解説するイメージ

無垢床材で滑るペットは、踏ん張るたびに足腰へ負担がかかりやすくなります。転倒しやすい場面と、日々の負担の両方を知ることが、対策を検討する出発点となります。フロアコーティングは病気の予防や治療を目的としたものではありません。気になる症状がある場合は獣医師にご相談ください。

転倒につながりやすい場面

ペットが無垢床材で滑ると、急な方向転換・走り出し・飛びつきなどでバランスを崩して転倒することがあります。とくに子犬・子猫、活発な成犬・成猫は室内を勢いよく駆け回るため、滑りやすい床では転倒しやすくなります。そのため、日常生活の動線上の床がどれだけ滑りやすいかを把握することが、最初の一歩となります。

滑る床で踏ん張り続けることによる負担

転倒だけでなく、滑りやすい床で生活し続けることによる日々の負担もあります。滑って踏ん張ろうとする動作が続くと、足腰に負担がかかりやすくなります。次のような場面に気をつけたいところです。

  • 立ち上がり・歩き出し:滑る床では踏ん張りにくく、足腰に力が入りやすくなります
  • 方向転換:足が外側に流れやすくなります
  • ジャンプや着地:滑って体勢を崩しやすくなります
  • 高齢のペット:足腰の筋力が低下しているため、滑る床で踏ん張りにくくなることがあります

床の滑りにくさは、こうした負担に配慮するための一つの要素です。体調や歩き方に気になる点がある場合は、獣医師にご相談ください。

ペット無垢床の滑り対策が必要な理由|肉球と爪のグリップ機能

犬や猫の肉球は、本来、地面からの衝撃を吸収し、適度な摩擦でグリップを生み出す役割を担っております。また、爪は歩行時に地面へ食い込ませて安定性を高めます。ところが無垢床材のように硬く滑らかな塗装表面では、肉球本来の摩擦が機能しにくく、爪も床に食い込まないため、踏ん張りが効きません。このように、無垢床材は自然素材の魅力を持つ一方で、ペットの足の構造との相性で滑りやすい環境を作り出してしまいます。

ペット無垢床の滑り対策①滑りやすさをC.S.R・D’値で客観評価する

C.S.R・D'値とJIS A 1454で滑りやすさを客観評価するイメージ

ペット無垢床の滑り対策を考えるとき、無垢床材の滑りやすさは、樹種・表面加工・塗装方法で変わります。客観的に判断するには、JIS A 1454に基づくC.S.R・D'値という指標を確認することが有効です。

C.S.R.D’値とは|JIS A 1454に基づくペット向け滑り評価

C.S.R・D'値とは、JIS A 1454:2022に準拠して測定する犬足裏相当のすべり評価値です。犬の足裏に相当するすべり片を使用し、数値が大きいほど滑りにくいことを示します(人歩行用のC.S.R値とは別の指標です)。そのため、ペット用フロアコーティングを検討する際は、業者が試験データを開示しているかを確認することをおすすめいたします。滑り抵抗試験の詳細については、滑り抵抗性能試験|JIS A 1454の見方で解説しております。

樹種・塗装・コーティング別の滑り抵抗値比較表

フロアコートプロでは、第三者機関による測定値を公表しております。以下は株式会社M&M製品の試験結果です。なお、数値が大きいほど滑りにくいことを示します。

製品・床状態C.S.R・D'値滑りにくさ
床材無施工(基準値)0.29滑りやすい
Mガラスコーティング0.33やや滑りにくい
Mシリコンコーティング0.38滑りにくい
セラミックガラス(光沢)0.41滑りにくい
M水性ウレタン0.46かなり滑りにくい
M水性UVコーティング0.49かなり滑りにくい
ワンニャンすべらん0.61表の中で最も滑りにくい

一方、塗装やコーティングを施さない無垢床材そのものは、樹種や仕上げによって滑り抵抗値が異なります。一般的に針葉樹(杉・ヒノキ等)は広葉樹より柔らかく表面に凹凸ができやすいため、滑りにくい傾向にあります。ただし、柔らかい樹種は爪傷がつきやすいというトレードオフがある点にもご注意ください。

浮造り・ブラッシング加工で滑りにくくする方法

新築・リフォーム時に無垢床材を選ぶ場合、表面加工で滑りにくさを向上させる選択肢もございます。代表的なのは以下の2つの加工です。

  • 浮造り(うづくり)加工:木目を立体的に浮き上がらせる伝統的な加工。独特の足触りで、表面の凹凸により滑りにくさが期待できます
  • ブラッシング加工:木材表面をブラシで擦り、年輪の硬い部分を残して柔らかい部分を削ります。木目が浮き立ち、表面に凹凸が生まれます

また、塗装の選択も重要です。ウレタン塗装は表面に硬い塗膜を形成し手入れがしやすい反面、表面がツルツルしているためオイル仕上げに比べて滑りやすい傾向があります。一方、オイル仕上げは塗膜を作らず内部に浸透するため、木の質感が活き比較的滑りにくい仕上がりとなります。ただし、オイル仕上げは定期的な再塗装が必要なため、メンテナンス頻度との兼ね合いで選択する必要がございます。

ペット無垢床の滑り対策②5種類の方法の比較

ペット無垢床の滑り対策5種類の比較のイメージ

ペット無垢床の滑り対策は主に5種類あり、それぞれ特徴が異なります。床材の状態やライフスタイルによって向く方法は変わりますので、まずは選択肢全体を整理いたします。

ペット無垢床の滑り対策別の比較表

対策方法滑りにくさへの配慮費用の考え方持続性
滑り止めマット・カーペット敷いた部分のみ製品による買い替えが必要
ペット用靴下・シューズ装着時のみ製品による消耗品
滑り止めワックス中程度施工ごとに費用定期的な塗り直しが前提
滑り止めコーティング試験の数値で確認できる施工面積と床の状態による施工品質保証30年(ワンニャンすべらん)
滑りにくい床材への張替え床材による床材と面積による床材次第

このように、対策ごとに特徴が異なります。順に詳しくご説明いたします。

マット・カーペット|手軽だが美観を損ねる

最も手軽に始められる対策が、ペット用マットやカーペットの活用です。ペットがよく過ごす場所や走り回る通路に部分的に敷くことで、足腰への負担を軽減できます。吸着タイプは床に貼り付きズレにくく、賃貸住宅でも使いやすい方法です。ただし、無垢床材の意匠を活かしたい方にとっては「マットを敷くと無垢の意味がない」という根本的なジレンマが生じます。また、湿気がこもらないよう定期的に剥がして清掃する手間も発生いたします。

ペット用靴下・シューズ|室内利用の限界

ペット用靴下・シューズは、足腰が弱った高齢のペットや一時的な滑り止めが必要な場面で有効です。ただし、装着を嫌がるペットも多く、長時間の着用は蒸れの原因にもなります。さらに、室内で常時履かせるのは現実的でないため、根本的な滑り止め対策としては限界がございます。そのため、コーティングなどの対策の補助として位置づけるのが現実的でしょう。

滑り止めコーティング|無垢の質感を保つ

無垢床材の質感を保ちながら滑りにくさに配慮するなら、ペット専用の滑り止めコーティングが選択肢になります。当社のワンニャンすべらんコーティングは、JIS A 1454:2022に準拠した犬足裏相当のすべり評価でC.S.R・D'値0.61でした。施工品質保証は30年です(保証年数は耐用年数ではありません)。詳細はワンニャンすべらんコーティングのページもご参照ください。

ペット無垢床の滑り対策③フロアサンディング × 滑り止めコーティングの二段構え施工

ペット無垢床の滑り対策:フロアサンディングとコーティングの二段構え施工のイメージ

劣化した無垢床材には、フロアサンディング(床研磨)で下地を再生してから滑り止めコーティングを施す二段構えが効果的です。新築だけでなく、中古住宅・経年劣化した住宅でも、無垢床材を諦めずに滑り対策を検討できます。

劣化した無垢床にコーティングだけでは不十分な理由

無垢床材は経年で爪傷・ささくれ・黒ずみ・ワックスの蓄積などが発生いたします。このような状態の床にそのままコーティングを施工すると、コーティング剤と床材の密着性が低下することがあります。そのため、劣化が進んだ無垢床材には、まず表面を研磨して塗装できる下地に整えるフロアサンディング(床研磨)を行うことが大切です。中古住宅の無垢床再生については、中古住宅の無垢床を削って再生|フロアサンディングでも詳しく解説しております。

STEP1:フロアサンディング(床研磨)で下地を再生

フロアサンディングは、専用機械で無垢床材の表面を薄く削り、傷んだ表層を取り除いて木地を出し直す施工です。表面の爪傷・ささくれ・黒ずみだけでなく、塗装やワックスの残膜も取り除けるため、後工程のコーティングの密着性を確保しやすくなります。また、当社では集塵機を使用して粉塵の飛散を抑えています。施工中の在宅の可否は、施工範囲によって異なるため事前にご相談ください。

STEP2:ワンニャンすべらんコーティングで仕上げる

研磨で下地を整えた後、ペット専用のワンニャンすべらんコーティングを施工いたします。第三者機関の試験でC.S.R・D'値0.61を計測しているほか、F☆☆☆☆(ホルムアルデヒド放散等級の最上位の区分)の対象製品、SIAAの登録など、試験・登録の内容を公開しています。施工品質保証は30年です(保証年数は耐用年数ではありません)。

二段構え施工の費用の考え方と工期

二段構え施工の費用は、施工面積・床材の劣化状態・補修箇所の有無で変わります。正確な金額は現地調査のうえ、お見積もり(無料)でご確認ください。

施工工程費用に影響すること工期の考え方
フロアサンディング(床研磨)施工面積、傷や塗膜の劣化の程度施工面積と床の状態による
ワンニャンすべらんコーティング施工面積塗布と乾燥の時間による

工期は施工面積と床の状態によって変わります。当社ではお見積もり(無料)・ショールームでの実物確認に対応しております。まずは状態確認だけでもお気軽にご相談ください。

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ショールームでは、施工サンプルを実際に確認できます。お見積もりは無料です。

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実際の施工前後の変化は施工実績ページでご確認いただけます。詳しい仕様や費用についてはお見積もりフォーム(無料)からお問い合わせください。

ペット無垢床の滑り対策④施工できない床材・向かないケース

施工できない床材と適合確認の必要なケース

すべての無垢床材にフロアサンディングや滑り止めコーティングが施工できるわけではございません。事前に適合確認が必要なケースを知っておきましょう。

適合確認が必要な床材・塗装の種類

以下のような床材・塗装状態の場合は、現地調査で適合判断を行います。

  • コルクフローリング:コーティング剤が浸透しすぎる場合があり、適合確認が必要です
  • クッションフロア:下地が柔らかく、コーティング密着性が低下する場合があります
  • 既存ワックスが厚く残っている床:完全除去のために追加費用と工程が必要です
  • 表層が薄い無垢挽板(突板)フローリング:研磨可能な深さに制限があるため、研磨回数に限度がございます
  • 反り・浮き・下地起因の不具合がある床:施工前に下地補修が必要となります

施工前に確認すべき3つのチェックポイント

施工依頼の前にご自身で確認できるポイントは以下の3点です。

  1. 床材の種類:無垢一枚板か、複合フローリングか、挽板(突板)かを確認ください
  2. 塗装状態:オイル仕上げかウレタン塗装か、ワックス重ね塗りの有無を確認ください
  3. 劣化状態:深い傷・反り・浮き・水濡れによるシミがある場合は事前申告をおすすめいたします

なお、施工後の床材の反り・膨らみが下地・建物起因で発生した場合は保証対象外となる点にもご注意ください。判断が難しい場合は、現地調査でご確認いたします。

ペット無垢床の滑り対策⑤業者選びの3つの基準

ペット無垢床の滑り対策を依頼する業者を選ぶ際は、第三者機関のエビデンスと保証の内容を確認しましょう。以下の3基準で比較検討することをおすすめいたします。

基準①:C.S.R.D’値・F☆☆☆☆等の第三者機関エビデンス開示

JIS A 1454に基づくC.S.R・D'値や、F☆☆☆☆の登録(ホルムアルデヒド放散量が最も少ない区分)、SIAAの登録などの情報を公開しているかを確認しましょう。当社ではF☆☆☆☆の対象製品を確認でき、ボーケン品質評価機構などの第三者機関での試験結果を開示しております。エビデンス7項目の詳細はペット用フロアコーティングの選び方もご覧ください。

基準②:JHCA加盟店としての保証引継制度

保証は、施工後の対応体制とあわせて確認したいものです。日本ハウスコーティング協会(JHCA)には保証引継制度があり、条件は協会の案内で確認できます。当社はJHCA加盟店No.003です。

基準③:施工品質保証と実物確認の可否

保証条件・対象範囲・申請方法は会社ごとに異なります。当社では施工品質保証(ワンニャンすべらんは30年。保証年数は耐用年数ではありません)を提供しており、東京都練馬区のショールームで実際の施工サンプル・試験データ・保証書をご確認いただけます。株式会社M&Mは建設業許可(東京都知事 許可(般-6)第150596号)を持ち、ISO 9001:2015(認証範囲:フロアーコーティングの施工、ハウスコーティング剤の開発・販売)の品質管理体制で運営しています。JHCA加盟店No.003です。

ペット対応業者選び3つの基準とJHCA加盟店のイメージ

ペット無垢床の滑り対策に関するよくある質問

Q. ペットが無垢床で滑る原因は何ですか?
摩擦係数の低さと爪です。無垢床材の塗装表面は摩擦が小さく、犬や猫の爪が床に食い込まないため、肉球本来のグリップが効きにくくなります。塗装方法(オイル/ウレタン)でも滑りやすさが変わります。

 

Q. 無垢床材のままで滑り止め対策はできますか?
はい、可能です。無垢材対応のペット用コーティング・浮造り加工・部分マットなど、質感を活かしたまま施工できる方法がございます。コーティングは床材本来の意匠を保ったまま長期効果が得られる点が特徴です。

 

Q. ワンニャンすべらんコーティングの費用はどれくらいですか?
費用は施工面積・床材の状態・補修の要否で変わるため、一律の金額では示せません。正確な金額は現地調査のうえ、お見積もり(無料)でご確認ください。

 

Q. 床が傷んでいてもコーティングできますか?
状態次第で可能です。深い傷や黒ずみが目立つ場合は、フロアサンディング(床研磨)で下地を整えてからコーティングする二段構え施工が有効です。中古住宅・経年劣化した住宅の施工事例は施工事例のページでご確認いただけます。

 

Q. 滑り止めコーティングに安全性のエビデンスはありますか?
はい、ございます。JIS A 1454に基づくC.S.R・D'値・F☆☆☆☆の区分・SIAAの登録・急性皮膚刺激性試験(OECD No.404準拠)など、第三者機関の試験データや登録で確認できます。

 

Q. コーティングできない無垢床材はありますか?
一部ございます。樹種や既存塗装の状態・コルクフローリング・クッションフロアなどは適合確認が必要です。事前の現地調査で判断いたします。

 

Q. まず相談だけしてみたいのですが、費用はかかりますか?
お見積もりは無料です。ショールームでの実物確認も受け付けています。まずはお気軽にご連絡ください。
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この記事について

記事確認者:フロアコートプロ 施工課
最終更新日:2026年9月17日

株式会社M&Mは建設業許可(東京都知事 許可(般-6)第150596号)を持ち、ISO 9001:2015(認証範囲:フロアーコーティングの施工、ハウスコーティング剤の開発・販売)の品質管理体制で運営しています。JHCA加盟店No.003です。

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